不定期更新「私基準でいろいろ書いてます。」

管理人が、私基準で読書やほか気になったこと綴ります。

糸井重里氏処女刊行書「スナック芸大全」

昭和54年初刷 定価730円

本を詰め込んだダンボールの中にありました「スナック芸大全」。ずっと探していて、あきらめてアマゾンで買うかと思った矢先でした。ラッキーラッキー。
私の買ったものは昭和57年(1982年)発行のものです。いやー懐かしい。おそらく高校生ぐらいのときに買ったんだろうな。

表紙には「一部でモテたい。すこし目立ちたい。ややウケたい。・・・人は、この本を読んだほうがいいような気がする。」とあります。
後に西武百貨店の「おいしい生活」「不思議大好き」で広告界のカリスマとなる糸井氏の片鱗をうかがわせるキャッチです。糸井氏はこの頃無名ではありませんでしたが、有名でもなかったと思います。
高校生の私はおそらく、このキャッチコピーに胸と少しだけ股間を熱くして、本をレジにもっていったんでしょう。下心とは裏腹にこのタイトルだと全然恥ずかしくないもんね。

今こそ必要となった「スナック芸」・・私が。

さて、私はなぜこの本を探していたか?またまた必要になったからです。

この本のまえがきには

スナック芸とは、

  • スナックやバーでする芸、遊びです。
  • スナック(軽食)のような芸、遊びです。手軽で、腹にもたれない。しかも誰もが簡単にできるのがとりえです。
  • うまい・へたの差がない。
  • 道具、練習、勇気、どれも不要。そして結構、案外馬鹿ウケしたりするから面白いのです。

 そうです。動機はそんなところです。ええご想像の通りです。かつて女子を相手に合コンや飲み会で披露した「スナック芸」は齢○○歳を前にしてまさしく「スナック芸」として必要となったのです。

30年後の今、再び輝きを放ちつつある書

ひとつだけネタを紹介します。古典的名作「セブンスターマイン」です。
タバコの上で何度もライターをすります。するとライターの石の粉が、たぱこに降りかかります。これを吸うとたばこから線香花火のように火花がでるのです。
どうです。使えそうでしょ。
こんな芸が100以上収録されているのです。

えー、すべてネットで公開されている!!

 なんと、本書の収録芸はすべて糸井氏のサイト「ほぼ日」で全部掲載されていました。(2001年ごろの記事)

「スナック芸大全」で検索すると糸井氏のサイト「ほぼ日」閲覧できます・・・・。